せどりをしていると、縦積み横積みについて以下のような質問をよく受けます。
- どんな人には縦積みが向いているのか?
- どんな人に横積みが向いているか?
- 縦積みと横積み、どちらの方が優れているか?
- 縦積みと横積み、それぞれのメリットとデメリットは何か?
今回の記事では、
- 縦積みのメリット・デメリット
- 横積みのメリット・デメリット
- 自分に合った仕入れ戦略
以上の3点を解説していきます。
途中で、わからない用語が出てきたら、用語解説の記事を見ながら読み進めてください。
縦積み
縦積みとは、1つの商品を数多く仕入れる手法のことです。
新品せどりの場合に有効で、中古せどりとは相性がよくありません。
長期的な販売を見越して、数ヶ月間かけて売り切るほどの数量を仕入れることもあります。
1つの利益商品を見つけることができれば、数量の分だけ利益額を増やすことができるという特徴があります。
縦積みのメリット
縦積みのメリットは2つあります。
- 仕入れの効率化
- 販売の効率化
仕入れの効率化
利益商品を10個見つけるより、1つの利益商品を見つけて、その商品を10個買うことができるなら費やす時間は1/10で済みます。
1つ1,000円程度の利益の商品でも、100個集めることができれば10万円の利益になります。
販売の効率化
縦積みをすることで、出品作業が効率化できます。
商品ページを新しく作る場合も、作るページは1つで済みます。
商品の検品も、同じ検査箇所を複数回見ればいいので、別の商品を見るよりも楽です。
在庫管理や価格改定も、たくさんの種類を扱うよりも楽になります。
縦積みのデメリット
縦積みのデメリットは2つあります。
- 資金拘束
- 値崩れのリスク
資金拘束
販売完了まで2ヶ月かかる量の商品を仕入れたら、1ヶ月で半分程度しか資金の回収ができません。
資金が減っている期間が長くなり、他の商材の仕入れに回せないということにも陥ります。
値崩れのリスク
商品自体に特別な付加価値がない限りは、商品価値は経年で下がります。
また、在庫を持つ期間が長くなればなるほど、値崩れの可能性が高まります。
始めは利益が出ていた商品も、最終的には赤字で販売しなければならないという可能性も出てきます。
横積み
横積みとは、商品を少ない個数ずつ仕入れることです。
(平積みと呼ばれることもあります)
短期的な販売を意識して、数週間〜1ヶ月以内に売れる個数を仕入れることが多いのが特徴です。
横積みのメリット
横積みのメリットは2つあります。
- 在庫回転率が上がる
- 資金効率が上がる
在庫回転率が上がる
数週間で売り切る数量を複数商品仕入れることで、短期間で販売が完了します。
複数商品が同時に売れていくので、売上規模も伸びやすいです。
資金効率が上がる
数週間で販売が完了できるので、資金回収のスパンも短くなります。
回収した資金を次の仕入れに回すことができるので、複利の効果でキャッシュを増やすことができます。
横積みのデメリット
横積みのデメリットは2つあります。
- 仕入れ効率が下がる
- 販売の手間が増える
仕入れ効率が下がる
商品のバリエーションを増やす必要があるので、その分だけリサーチに時間がかかります。
そのため、1つのリサーチ手法だけでは足りなくなり、複数の手法を学ぶ必要がある場合があります。
販売の手間が増える
商品ページがない場合は、商品数だけ商品ページが必要になります。
また、在庫数の管理や追加発注の手間が増えます。
価格改定の手間も、取り扱い商品数が増えた分だけかかってしまいます。
縦積みと横積みどちらがおすすめ?
結論、人によります。
とはいえ、自分にはどちらが向いているのか、気になる人もいると思うのでパターン別に解説していきます。
せどり始めたての人
せどり始めたての人は、横積みが断然おすすめです。
仕入れ判断を誤ることが多いので、値崩れのリスクを抑えたほうがいいです。
たくさんの商品バリエーションに触れることで、今後の学びにも繋がります。
縦積みをするのはせどりの経験値を十分に積んでからにしましょう。
せどりの経験がある程度あり、資金力がある人
せどりの経験がある程度あり、資金力がある人は縦積みがおすすめです。
横積みだけすると、余らせてしまう資金が出てきます。
在庫に変えておけば利益率の分だけ資金が増えるのに、資金を寝かせてしまうのはもったいないです。
十分な防衛資金を残しつつ、投資元本を徐々に増やしていきましょう。
経験値や得意ジャンルによっては、寝かせの物販や投資型せどりも検討すべきです。
副業で物販に取り組んでいる人はリスク許容度が高いので、縦積みに取り組むのもありです。
せどりの経験がある程度あるが、資金力がない人
せどりの経験がある程度あっても資金力がない人は、横積みがおすすめです。
限られた資金を増やさなければならないので、資金効率を最大化すべきです。
金融資本ではなく人的資本、つまり自分の労働力で稼ぎを増やすフェーズにあります。
資金が増えてきたら、徐々に縦積みに移行していきましょう。
まとめ
縦積みと横積み、それぞれに向き不向きがあります。
それを見極めて自分の手法に取り入れましょう。
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